「あったらいいな」をカタチにするのに1年かかりました。


屋外用・石油式給湯暖房の分離設置を可能にした「SOPシステム」は弊社のオリジナル製品です。
内蔵のボイラーはメーカーを選ぶことができます。

これまで、このような商品が無かったため、
導入を検討されるお客様がメーカーにメンテナンスが受けられるのか確認の電話をされたということもありました。
それは、他社で相見積もりをする際に、SOPシステムのような設置が出来ないのかお客様が確認されたときに
「改造品だからメンテナンスが受けられない」と言われたそうです。

SOPシステムは改造品ではありません。
メーカーのメンテナンスを受けられる製品にするために、メーカーの協力のもと試作を重ね1年越しで完成させました。

2017年の発売から大変多くの分譲マンションにお住いのお客様に採用して頂きました。
当初は画期的だったせいか類似品まで登場したほどです。

2022年より戸建てオール電化住宅からの熱源改修工事にも「SOPシステム」を選んで頂いております。

分譲マンションの外置き灯油ボイラーは、給湯暖房一体型が主流でした。


弊社は設備工事に特化した建設会社です。

戸建て・マンション問わず、大手建設会社や不動産会社から受けたフルリフォームをさせて頂いています。
マンションのリフォーム工事で入る現場で、
たびたびバルコニーに設置された石油式一体型ボイラーの不調を相談されていました。

特に不動産売買で発生するリフォームの場合はボイラー交換費用をお客様が予期していたなかったり、
入居予定日を決めてリフォームをしているのに、お湯が出ない・・・
メーカーへ在庫を問い合わせると、受注生産の為に入荷が数カ月先になると言われたり・・・ 
                      
そんな時、弊社代表が「屋内用ボイラーをケースに収納してバルコニーに置けば良いだけではないか?」と試作を始めました。
最初は屋内用一体型ボイラーを収納する物を作り販売しました。

しかし、屋内用一体型ボイラー自体が大きいため、マンションにもともと設置されていたボイラーより大きくなってしまいます。
何とかならないか・・・
給湯と暖房を分け、更にコンパクトに出来るのではないか!?

給湯と暖房を分けたらお客様にもメリットがたくさんあるのに。。。


 
給湯暖房一体型ボイラーは夏場も暖房部分は運転していて、その分の灯油代がかかります。
なにより故障した際は給湯も暖房も使えなくなってしまいます。
冬場にボイラーが動かなくなったら生活が一変してしまいます。

更にマンションの管理規約の中に、
”共用部は景観に配慮しなくてはならない”というような文言が必ずあります。
マンションの外観も付加価値の一つだからです。

バルコニーに設置されているボイラーが他の部屋と大きく違う事は目立ってしまうので、美しくありません。

給湯暖房一体型の配管からセパレートにすることが難しいのではなく、
「数センチの中にその配管を納め、もともと設置されていたボイラーの厚みとそれほど変わらない状態でケースに収納する」
という事が難しいのです。見えない部分も手を抜きません!!

弊社のSOPシステムを見学しに日本石油連盟の方々いらっしゃった時も内部の写真を撮りたいと言われましたが
意匠登録の都合でお断りしたほどです。
説明が長くなってしまいましたが、弊社でも後継機種の交換は出来ます。

後継機種だけを在庫して取り扱う方が技術的にも会社のコスト面でも楽なのですが、
お客様にとっての利益を追求していたら、SOPシステムが完成しました。
マンション用の石油式給湯暖房一体型給湯器が設置された物件にお住いの皆さまに

新しい概念のSOPシステムを知って頂けたら幸いです。

関連記事

分譲マンションの屋外用一体型ボイラーを分離設置

戸建てオール電化住宅から熱源転換 外置き灯油ボイラー

お気軽にお問い合わせください。0120-874-747受付時間 8:30-17:30 [ 土日祝除く ]

㈱スギハラへのお問い合わせ お気軽にお問い合わせください

投稿者プロフィール

sugihara-sapporo
sugihara-sapporo