戸建てオール電化住宅の熱源を都市ガスへ転換工事

(2017年8月2日投稿)

施工事例です。

戸建てオール電化住宅の天然ガス(都市ガス)転換工事が完了しました。

自社施工で行っております。

(今回の都市ガス本管から引き込みの掘削工事は北ガス施工です。)

家主様は電気温水器の湯切れが多く、

追炊きが出来ない機種だったので大変困っておりました。

お風呂に入れないこともあったようです。

さらに冬期間の電気料金が高額な為、

暖房のリモコンで電源を切り、

ポータブルストーブ(灯油)を焚いて生活していたそうです。

今回、オール電化から天然ガス(都市ガス)転換工事を致しましたので、

配電盤から電気温水器用の200Vブレーカーを遮断しました。

(キッチンのIHコンロは、そのままお使いになられます)

契約アンペア数を減らせるので電気基本料金が下がります。

こちらのお宅に設置されていた電気温水器は、

ふろ給湯・暖房一体型でした。

このタイプが設置された建物は札幌市内に大変多いです。

戸建て住宅にお住いの方から

冬期間の電気料金が高額で困っている

という話はよく伺いますが、

この一体型温水器は特に電気料金が高額になってしまうのではないかと予想されます。

電力会社とオール電化の契約をする際、

温水器は深夜電力(ドリーム8等)、

電気暖房ボイラーは融雪用電力(ホットタイム22ロング等)となります。

電気温水器は本体の下部分に、

深夜温水を作るためのヒーターがあり、

温まったお湯は上部に集まります。

暖房ボイラーは融雪用電力なので

ピークシフトが導入され16時から21時までの間に

合計2時間、暖房が停止します。

この一体型の場合は、

温水器の上部に暖房用の不凍液用の配管が通っており、

上部にも暖房用ヒーターがあります。

(一台で、下部ヒーターが深夜電力契約・上部ヒーターが融雪用電力契約していました)

暖房が停止している2時間で冷えた不凍液が、

温水器のお湯を冷ましてしまうのです。

今回工事された家主様のように

冬期間に暖房用の電源を入れていないと不凍液は冷えたままとなり、

温水器の温水を冷まし続けていたのではないかと考えました。

メーカーへ確認したところ、暖房スイッチをOFFにしていれば

不凍液の循環ポンプも停止するので冷えた不凍液が回ることはないとのことでしたが、

誤作動などで循環ポンプが通電してしまうこともあるので、

もし冬期間に暖房を使用しない場合はリモコンの電源だけではなく、

本体側の暖房ブレーカーも必ずOFFにしてご使用ください。

という回答でした。

都市ガス転換工事は、

屋外掘削工事は約3時間、同時進行で屋内工事も行います。

夕方には工事が完了しますので、

その日の夜にはお風呂も使えます。

新しく交換したエコジョーズはお湯切れの心配がありません。

必要な時に必要な分だけお湯を作り、

追炊き機能も付いてます。

暖房の熱効率も大変優秀です。

温水器があったスペースを有効活用出来ると、奥様がとても喜んでいました。

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