ガスや灯油のボイラーが設置可能かどうかのお問合せについて

暖房シーズンに入り、お問合せ件数が極端に増えております。
フリーダイアルの回線は1つしかないので、お話し中などご迷惑をおかけしてしまうことがあります。
ホームページのお問合せフォームからお問合せ頂けましたら、順次対応させて頂きます。
ご了承ください。

設置が可能か分からないというお問合せが多いので、簡単にご説明します。

オール電化住宅の中央に電気温水器が設置されている場合があります。
熱源を転換する場合は、都市ガス・灯油ともにボイラーの外壁に給排気筒を新設しなくてはなりません。
電気温水器の配管を移設して、外壁に接する屋内にボイラーを設置する工事となります。
上の図のような間取りだと、もともと電気温水器がある場所にはガスや灯油のボイラーは設置出来ません。

移設できる壁があれば、2階だったとしても施工は可能です。


図のように収納へ移設した場合は、電気温水器があったスペースを新しい収納としてお使い頂けます。

屋内に移設できる壁がない場合でも、
弊社のOPシステムなら、灯油のボイラーを屋外に設置することが可能です。
(屋外設置は灯油ボイラーのみとなります。)

見積には現地調査が必要です。

見積りには現地調査が必須となりますが、
何を確認しているかというと、

都市ガスをご希望の場合、
・ガス本管の埋設地域なのかどうか
・掘削に必要な距離の計測など

灯油をご希望なら、
・敷地内に灯油タンクを設置できる場所があるか

ガスでも灯油でも、
・屋内にボイラーを設置できる壁があるかどうか

セントラル暖房の場合は
・パネルヒーターなのか、ファンコンベクターなのか
・暖房の能力は温める部屋の面積によって変わります

などです。

SOPシステムって何?という質問があったわけではないのですが、ご説明します。

SOPシステムはもともと分譲マンションの屋外用ボイラーとして開発しました。


SOPシステムは、もともと分譲マンションの屋外に設置された灯油ボイラーの交換用に開発しました。

分譲マンションに設置されている灯油ボイラーは給湯と暖房の一体型です。
故障すると給湯と暖房が同時に使えなくなってしまいます。
給湯と暖房は使用頻度が違うので、本来なら故障のタイミングも違うはず。
後継機種のボイラーは高額で、しかも受注生産で納期が3か月という時もあり、
弊社のようにハウスメーカーのリフォームや不動産業者からのリフォームを請けていると
ボイラーの納期を待てない事情がある物件が多すぎて、大変困っていました。

そこで灯油給湯ボイラーと灯油暖房ボイラーを分離してボイラー庫に設置するSOPシステムの開発が始まりました。
メーカーさんの協力をもと、1年がかりで開発し、修理などを正規に受けられる製品として発売しています。
内蔵のボイラーはメーカーさんの一般普及型を採用しているので、
よほどのことが無ければ製品が製造中止になることはありません。
一般普及型のボイラーは、給湯は全国で発売しているものです。(内蔵するものは寒冷地仕様となります)
暖房も東北以北に広く普及しています。
次回の交換は給湯・暖房が別々でも大丈夫です!
他社で中のボイラーの交換をしても大丈夫です!


※余談ですが、数年前、マンション用のボイラーは3社しか製造していないのに、
1社が製造中止になりかけ、社会問題になりました。
もともとマンションの屋外用一体型の灯油ボイラーは札幌市内近郊の限られた地域にしか普及していないので、
今後も開発や製造が打ち切られるという可能性はあると思います。

湯快暖快(電気温水器の給湯暖房一体型)も製造終了となっています。
湯快暖快はマンション用ボイラーとは違い北海道内全域に普及していますが、結局のところガラパゴス状態です。
全国的に普及していないので製造は打ち切られ現在に至ります。

湯快暖快からガスや灯油の給湯暖房ボイラーに転換する場合は、
セントラル暖房のパネルヒーターなどをそのまま使うことができるのでおススメです!

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